日本酒のススメ
scrol-1

日本酒について知っておきたいこと 3




日本酒でよく聞くけどよくわからない用語の紹介です
  生貯蔵酒、生一本、樽酒、生酒、生詰め酒、冷卸(ひやおろし)、 原酒、などなどなどなど..まだまだあります、 無濾過酒、濁り酒、活性清酒などという名前のです。


その1 |  その2 |  燗のススメ 




ポイント 日本酒の製造工程の、加熱処理 について。

日本酒は、製造後商品になるまでに2度の加熱処理(加熱殺菌)が加えられます。

 1度目は、貯蔵される前。
 2度目は、瓶詰め前。

この熱処理(火入れの方法)が、名前に関係があります。

※1 加水  出来上がった一般の酒は、アルコール度数を約16~17度に水で調整し販売されています。
  原酒のアルコール度数は、16度後半~20度ぐらいの物まであるようです。
製造方法・加熱処理など 加熱処理① 加熱処理②
生貯蔵酒 1度目の加熱処理をしないで貯蔵
2度目の加熱処理をして出荷したもの
生一本 単一の製造場のみで醸造した純米酒のこと
2度の加熱処理はするので生酒ではない
樽酒 木製の樽で貯蔵し、木香のついた清酒
2度の加熱処理はするので生酒ではない
生酒 加熱処理を一切行わないもの
冷卸(冷おろし) 1度目の加熱処理をして貯蔵
秋に2度目の加熱処理をしないで出荷したもの(生詰酒)
原酒 出来上がった酒に加水(※1)しないで出荷したもの
2度の加熱処理はするので生酒ではない
※2 活性炭素濾過  滓引きをした清酒には、まだ微細な粒子などが含まれていいるので、濾過します。
製造方法・加熱処理など 加熱処理① 加熱処理②
無濾過酒 活性炭素濾過(※2)をしていない酒
濁り酒 醪(もろみ)に残っている蒸米や麹を細かく砕き、目の粗い
布などで粗濾ししただけの白濁した酒。
2度の加熱処理はする
活性清酒 2度の加熱処理をしない濁り酒
酵母が生きており炭酸ガスを多く含んでいる